非エネルギー起源とは

非エネルギー起源とは、工業プロセスにおける化学反応で発生する温室効果ガスや廃棄物の処理などで発生する温室効果ガス((二酸化炭素(CO2)など)のことを言います。

工業プロセス(製造工程)における温室効果ガスとは、セメントや鉄などの製造工程の中で化学反応が起き、発生した温室効果ガスのことを言います。

例えば、セメントが工業プロセスの中で温室効果ガスを排出するメカニズムは次のような流れです。

セメントは石灰石、粘土、けい石などをキルン等で焼成・急冷して得られるクリンカと呼ばれる焼塊を粉砕したものに、石膏、混合材等を添加して製造されます。

その中で、CaCO₃を主成分とする石灰石が焼成され、CaOを主成分とするクリンカになる際にCO2が排出されます。

具体的な化学式としては CaCO₃→CaO+CO₂となります。

非エネルギー起源と異なり、エネルギー起源とは、燃料を燃焼することで発生する温室効果ガス(二酸化炭素CO2など)のことを言います。

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