冷媒の漏洩とは

冷媒の漏洩とは 、冷蔵庫やエアコン等の機器の中で熱を温度の低い所から高い所へ移動させる為に使用される気体や液体が漏れてしまうことを言います。

冷媒とは冷蔵庫やエアコンなどの機器の中で熱を温度の低い所から高い所へ移動させるために使用される気体や液体のことを言います。

現在主流となっている冷媒はr32冷媒等と呼ばれるハイドロフルオロカーボン(HFC)です。

従来、クロロフルオロカーボン、r22冷媒と呼ばれるハイドロクロロフルオロカーボンなどが冷房装置などに活用されていましたが、オゾン層の破壊などが原因で全面廃止が決定されています。

 

また、よく耳にするフロンガスはフルオロカーボンの総称を言いますので、上記のクロロフルオロカーボンやハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンは全てフロンガスです。

 

ハイドロフルオロカーボンが活用されることでオゾン層の破壊を避けることができるようになりましたが、代わりに問題視されているのがハイドロフルオロカーボンの温室効果です。

ハイドロフルオロカーボンは二酸化炭素CO2の数百倍から約一万倍と、とても高い地球温暖化係数(GWP)を持ちます。

現在、地球温暖化係数が低いハイドロフルオロオレフィン(HFO)が注目されています。

ハイドロフルオロオレフィンの地球温暖化係数はハイドロフルオロカーボンの約1/6と極めて低い数値です。

但し、温室効果を低くするがために燃焼率が高くなっており、毒性を持つため、漏洩した時の安全性の確保に課題があります。

地球温暖化係数が高いフロンガスを事業活動で使用する企業の温室効果ガス排出量を削減するためには冷媒の漏洩を抑えることが重要です。

冷媒の漏洩に伴う排出量の算定は主に

1. 冷媒番号区分ごとの(充填量-整備時回収量)×地球温暖化係数

 

2. 冷媒区分ごとの{(排出量算定期間中の稼働機器に含まれる冷媒量×使用時排出原単位)-回収・適正処理量}×地球温暖化係数

で表すことができます。

1に関してはフロン排出抑制法の算定方法を適用して算定します。

充填量や回収量を把握していない場合は2の計算方式を適用して算定します。

使用時の排出原単位は日本国温室効果ガスインベントリ報告書における排出係数を活用することが一般的です。